CASE 提案事例集
CASE
02
電車用部品の梱包改善
段ボール環境配慮型作業効率UP



電車用部品の梱包。現行はA式ケースに収納しているが30kg超の重量物である製品を持ち上げて梱包する必要がある。そのため、作業者負担が大きく、作業時間も増加。さらに開梱では顧客側による製品取り出しが困難なため、ケースを解体して取り出している現状の為、これを改善する梱包開発に取り組んだ。本ケースは組み立て式であるが、作業者の負担を軽減すべくワンタッチで組める形状とし作業効率を重視。これにより梱包作業時間が約25%削減、開梱に至っては、ケース解体の手間が無くなったことで約60%の作業時間削減ができたとともに、リユース使いも可能の付加価値を持たせた。

改善内容
改善目的
作業者の肉体的負担を軽減し、安全性を高める。
梱包作業時間の軽減と開梱の困難さの解決及び作業の効率化。
現行使用
A式(底ワンタッチ)段ボール箱
上部から収納のため、製品を持ち上げなければならない。
- 作業者負担が大きい。
- 開梱時、製品を持ち上げるのが困難なため梱包材を解体して取り出している。


改善仕様
組み立て式段ボール箱
サイドから収納可能なため、製品の持ち上げが不要!
作業者の負担を軽減し、安全性を高める!

箱状態

開梱状態
改善効果
作業者負担の軽減
安全性の向上
梱包作業時間 約25%削減
開梱作業時間 約60%削減
環境負担の軽減につながる
特徴と構造

- 材料:K7/A-F
- 段ボール箱内寸:260×260×345H
- 圧縮強度:現行とほぼ同等
ポイント
- 折り返しの保持は意匠性を考慮し、抜き穴のないよう設計
- 現行組み無しとのギャップを軽減するため、角部にテーパーを設けたワンタッチのロックを採用
- 梱包が完成すれば外れることがないため、組み立て時の一時保持を目的に、作業効率を重要視



梱包イメージ

サイドから収納可能なため、製品の持ち上げが不要!


開梱イメージ


開梱時、解体の必要がないため取り出しやすく、ケースの再利用も可能に。
Reuseにより循環される
